私は、地域の患者さまに、「最高の医療技術を最高の設備で提供したい」と考えてきました。そのために、毎年数多くの医療研修を受講して技術の研讃と情報の収集に努めております。また昨年、広島県ではまだ装備している医院が少ない歯科用CTを導入しました。3次元的に患部を診断できる最新の3次元X線装置です。また、患者さまの放射線被ばく量の少ないデジタルレントゲンも地域ではもっとも早い段階で導入しました。
さらに口腔外科処置を行う以上、院内感染の防止は最重要の課題です。そのため滅菌消毒においても、高性能のオートクレーブ(高圧蒸気滅菌装置)やガス滅菌装置など、大学病院と同じ機材を設置しております。一般の歯科医院では設備的にこのような高度な滅菌や消毒を行うことができない医院が多いのが現状です。当院では安心して受診していただけます。
そして、当院で治療を行った後のことですが、むし歯や歯周病は細菌による感染症ですので、インプラントが入ったら、あるいはむし歯にクラウンをかぶせたり詰め物が入ったりしたら、そこで終わりというわけではなく、隣の歯や上下の歯に感染しないように予防に努める必要があります。そのため歯科衛生士を多数配置して患者さま一人ひとりのお口の予防管理をめざしております。
さらに、高齢化が進むなかで、患者さまとできるだけ長くお付き合いをさせていただきたいと考え、訪問歯科診療も行ってまいりました。つまり、患者さまと一生のおつきあいと考えているのです。ですから、患者さまのお話をできるだけ丁寧にお聞かせいただき、説明するときもできるだけ丁寧に分かりやすくさせていただきたいと思ってまいりました。
そのなかで、少しずつですが私の医療や考え方についてご賛同していただける患者さまが増えてまいりました。有難いことだと思っております。
口下手で非力な一歯科医師ではありますが、患者さまのお口の健康を回復し、健康を維持するために最大限努力をさせていただきたいと考えております。ぜひ、これからもご来院いただきたいと思います。
平成22年4月
イチマ歯科医院 院長 市間 裕修
